魅惑の街、ラスベガス②

 


こんにちは

 

ドトール津田沼南口店で不慣れな様子で足を組み、ワケのわからないメーカーのノートパソコンで仕事してる風な男性を見かけましたか?

 

 

 

それは間違いなくワタクシです

 

 

カフェに対してあまり知識を持っていない私は、ドトールでのコーヒーの頼み方すら必死にググる始末だ。サイズを聞かれるのが怖い。S,M,Lで注文できない事に危機を感じている。

なんでもいいからM相当をくれよ

 

 

全然アイスティーで良かったし、サイズが想像より2倍デカい。店員さんがちょっと若めのお姉さんだったばかりに、勢いあまって飲めないブラックを頼んでしまう癖いい加減やめような。そこからテンパってサイズがあやふやになってしまうのも、普段イヤホンしてる時音楽に合わせて控えめに膝でドラムするのも、コンビニでお釣りをいつもしてますけど?みたいな顔で募金するのも全部やめて、スマートな大人になりたい。

 

 

 

 

 

今回あんまり期間もあけずに(あいてるかも?)ブログ更新しているのは決して暇だからではない。

最近はむしろ忙しいほうで、テンヤワンヤなのだ。お誘いあったら絶対行くけど、そう、、なんだかんだ、テンヤワンヤだ。

 

 

 

ともかく、前々回の「魅惑の街、ラスベガス①」を書いてから一年以上経ってしまっているのが問題なのだ。

 

内容があんまりまとまってなくて、調子乗って二部構成にしたもののサボっていたらいつの間にか1年経ってた。

 

マイペースで書いていけばいいのだが、二部構成にしたばっかりに続編を書かず放置して、ポスト冨樫先生みたいな雰囲気になっちゃてるんじゃないの?もしかして、休載に憧れちゃってる?みたいなそんな風に思われていたらと思うと恐怖で落ち着かなかった。

ハンターハンターが休載してもう2年経つらしいが、伏線はって回収して、読者に展開の推測や妄想をさせるような作品だからこそ休載が許されるのであって、こんな下品が近所の下品な友達の家でパーティしてるような記事は論外。パッパと書いて忘れてもらおう。そう思いたち、カフェにいます。

 

 

さて、前回の内容知らない方はブラウザの戻るボタンを押して①の内容を確認すればいいと思います。メリットはありません

 

 

 

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フーターズで敗北を経験した男たちからは熱気が立ち昇っていた。

 

“今宵ラスベガスをフ◯◯クしてアメリカンドリームを掴み取る“

そんな気持ちで向かったフーターズでボコボコにされた

 

正直、ハンバーガーを食べている時にはもう「ここにエロはないな」とそんな感じがしていた

確かに店員さんはエッチな格好をしていて、雰囲気も薄暗めだけどもしっかりしたアメリカンダイナーだ

俺たちは洋画を観すぎたせいで、毒されてしまったのかもしれない。冷静に考えたら、そんなどこにだってエロは安売りしてないじゃないか。

チップをおっぱいに挟んで会計するみたいな妄想だけがトップスピードで駆けていった

 

 

 

いや、危なかった。

 

「ねえコバ、カナダでは1ドルも2ドルも硬貨なのにアメリカでは1ドルから紙幣なのなんでだと思う?」

 

そんな質問をして「確かに!なんで?」と不思議そうにするコバに「チップをおっぱいに挟む為だよギャハハエヘヘッt」と小ボケを入れ2人で笑い合う算段をずっと考えていた。

しっかり机にチップ置いたし、本当に言わなくてよかった。

コバのテンションによっては「バカじゃないの」

と一蹴されてしまう可能性も十分あった

 

 

数ある欲望の中でそそくさエロを選択したにも関わらず、失敗。

しかし諦めちゃいけない。俺たちはセクシーパトロールするって決めたじゃんか♡

 

 

 

 

どういった経緯か忘れちゃったんだけどストリップショーに行く事になった。突然だし、ストレートな変態。

 

 

 

 

ストリップショー!?

よく分からないがなんて美しい単語なんだ!?

 

ストリップの“ショー”だって!?

つまりSHOWかい!?エロスのSHOWなんだよね!?

想像するに、エロさのカーストで言うと間違いなくフーターズより格上。え?どうしよう

 

おそらくこのラスベガスの中でイッチバンアッチいいショーなんじゃないか?

ショーということは、つ、つまりストリップな全てがふんだんに詰まった、目に入る全てがとにかくキラキラでぷあぷあでパンティーが飛び交う楽園系エロスなんじゃないか?

 

 

 

まて、まあ、落ち着けよコバ、チケットだ。とにかくチケットを手に入れよう。

バキバキの童貞ようなテンションでウェブサイトを睨みつけ、場所と開演時間を確認。

そう遠くない。ここから歩いても余裕で間に合う。現地でチケット購入できる。

 

追い求めていたエロスが手に入ると確信した時、安堵した。そして漸くエロスに手に届くと思うだけで、気持ちが昂る。足が早まる。

 

 

足の全ての筋繊維がステロイドでも打たれたかのように活性化し、ストリップショーに向かう目的のみを達成しようとしていた

 

砂漠に聳え立つ娯楽の街、ラスベガス。

そんな眠らない街の中、熱気を纏い、「早くエロが欲しい」と言わんばかりの早歩きで会場に向かう男たち。言うまでもなく、無言である。

すれ違う全ての哺乳類が生命の危機を感じたのは想像に難くない。

 

 

 

 

辿り着いたのは

ピラミッドのようなホテル

 

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チケットの購入はコバがしてくれた。

当日券なのでいい席は取れず、後ろの席で40ドルくらい?だったかな

ステージに近い席は70ドルとかなり高めに設定されていて間近でエロを拝める仕様。

 

しかし、なんせストリップショー初心者である我々にはそれで十分だった。

 

 

ショーの名前は「ファンタジー」というらしい

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なるほど、いいじゃん。

 

ファンタジー(英: fantasy [ˈfæntəsi, ˈfæntəzi][1])は、超自然的、幻想的、空想的な事象を、プロットの主要な要素、あるいは主題や設定に用いるフィクション作品のジャンルである。

 

詰まるところ、ファンタジーってディズニーやハリーポッターみたいな感じ?

超自然的で幻想的、空想的なエロが飛び交うってそういことだ。

そしたら座席が後ろの方でも、俺たちのミッキー⤴︎がエクスペクトパトローナムされる可能性も全然ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

ショーはというと、凄くよかった♡

詳細は割愛する。とにかくパンティやあれこれを脱いだり履いたりで忙しそう。パンティ側も大変

だわな

 

 

少し浮ついた気持ちのまま、カジノに吸い込まれていった。

カジノはバンクーバーで何回かコバと行ったことがある為、後回しになっていたがラスベガスと言えば「カジノ」と真っ先に出てくる人も多いだろう。

代名詞と言っても過言ではない。やはり、盛り上がりを見せている。

 

その中でも、折角だしベラジオという1番有名なカジノに行く事にした

 

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ベラジオホテル&カジノの目の前には巨大な噴水があり、ズンズンと響くチャラい音楽とライトアップで派手さを見せる

 

 

「お互い400ドル位負けても思い出として笑って帰ろう」と約束し、ABCでビールを買って入店。

 

店内は流石No.1と思うような、何というかゴージャス☆だった。バンクーバーのカジノとは雰囲気がちょっと違くて、圧倒された。

雰囲気に負けじとビールを飲み、気持ち良くなったところでルーレットに着席。

 

 

 

 

ありもしないオカルトで盛り上がっていると

日本人の若い女の子2人組に声をかけられた

 

 

「旅行で来てて、上のホテルに泊まってるんですけど、カジノやり方わからないので教えてください♡」

 

 

え、、こ、これは!?

逆ナンってやつじゃない???そうだよね?いや初めてよ、人生で

 

見た感じそんなギャルギャルしてない子だった。ほう、、、ベガスのエロにのまれたな?

 

その二人の眼差しが、姿勢が、かつてストリップショーに向かっていたおれたちに酷似していた。

 

「まだエロなんぞ求めてるのかね」

 

 

 

 

 

 

 

当時、コバには彼女がいなかった。

この無法地帯と化したラスベガスで、ハメを外した女の子にナンパされる。しかもこのカジノの、あのベラージオホテルにお泊まりしてるですと?

 

 

 

神が狙い撃ちしたかのような幸運、、!!

 

そ、そんなの、、、、断る方、、、が、、、、野暮、、、、野暮、、、、ってもん、、、、じゃないですか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、今おれら友達同士で楽しんでるんで、すいません」

 

 

 

 

 

コバは少し振り向いて、まるで雌猫を払うように言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

カ、

 

 

 

カッケエエエ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、ワタクシには彼女がいた。

ラスベガスで少しは浮かれるけど、そういうガチモンのエロがNGなのはコバも重々承知。

ストリップショーがキワキワの限界。いや、、アウトか笑

 

 

 

そんな私に気を遣ってくれたのか、メチャクチャな賢者タイムだったのかわからなかったが

コバは「せっかく2人で旅してるから2人で楽しみたい」的な事を言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かッケエエエ!!

 

 

 

そんな風に優しくされる一方で、「ストリップショーに行った」という代償が、今頃になってワタクシに雷雨のように降り掛かかっていた。

 

 

 

 

彼氏がワケもわからん地でストリップショー行ってたら、そりゃあ誰だって怒る。

 

 

 

コバがインスタにあげた「セクシーパトロール♡」の写真は彼女の怒りを助長させ、ラスベガスで浮かれ狂う私に弁明の提示を求めた。

 

 

 

ここでワタクシが満を持して展開した圧倒的ロジックは地球上のメスというメスを震え上がらせたに違いない。

 

 

 

 

 

ストリップショーに行くことは本当に悪いことなんでしょうか?

 

 

 

 

動物園を思い浮かべてください。

そこに悠々と暮らす動物達は基本、裸です。時にはご飯を食べ、立ち上がり、ガムシャラに生にしがみついています。私たちは彼らが裸一本で勝負していることに気づき、感銘を受けます。しかも、彼らの中で誰一人として裸である、ネイキッドである事を恥ずかしく思うヤツはいないんです。なぜならプロだからです。ヒトはその堂々たる姿に感動し、また足を運びます

 

 

 

 

 

そう、ストリップショーだって同じ。彼女らは基本裸です。もちろん自身が裸であることに一切の恥じらいを感じていません。プロだからです。

誇りを持って職務を全うする彼女らを見て、涙を流します。

 

良いじゃないですか、ありのままを晒せば。そうやって体当たりしていく姿は、誰であっても無条件に美しいんです

そんなストリップショーが悪いはずがない。

 

 

以上の事柄をまとめると

動物園=ストリップショー=悪いことではない

という奇妙な数式が出来上がりました

 

 

非常に理にかなっている。素晴らしい文章だと思います。

しかし、自分で書いておきながら腑に落ちないポイントがあります。一部、ロジックが非常に脆弱な箇所がある

 

 

 

 

「ストリップショーは動物園なのでしょうか?」

 

 

ここです。

 

涙を流したとかくだらないことを羅列したせいで、なんか凄く失礼な事を言ってしまっている気がします。

 

しかしながら、ストリップショーが動物園であることさえ証明出来れば、「動物園に行くことは悪いことではないのだから、ストリップショーに行くのも当然悪くない」というロジックが強固なものになります。

 

 

では、動物園というのは、本当にストリップショーなのでしょうか?

 

上記の共通点で、動物園とストリップショーはかなり近い部類の娯楽施設だと想定することが可能です。カラオケよりも動物園の方がストリップショーに近いですし、遊園地よりもストリップショーの方が動物園です

 

 

では、その目的はどうでしょう?

 

ストリップショーは文句なしにエロを目的とした

娯楽施設であり、議論の余地はありません。

 

一方で、動物園はエロを目的とした施設なのでしょうか?

ストリップショー=エロい

動物園=エロい

という等式が成り立てば動物園=ストリップショーと置き換えることが可能です。

 

 

 

「動物園」と「エロ」という単語の並びを未だ見たことがない。

その二つの単語は関連性のない独立した単語と捉えてしまいそうです。

しかしながら、私観で関係のないものと断言するのは文章において非常に危険な行為です。

 

 

 

 

 

この点については、

動物園のwebページを隅々まで確認しましたが、エロいと断定できるような要素を手に入れることが出来ませんでした。

さらには、「動物園 エロ」とGoogleで検索し、さまざまな文献に目を通しましたが、動物園の目的がエロにあるという確証を得るに至りませんでした。

 

 

 

これに関しては、もう当事者に直接きいたほうが妥当性が高いと判断します。

 

 

 

 

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この後、相当しつこく、再三に渡って「動物園はエロなのか」を問いただしましたが、社会人時代に鋭く研磨されたヒアリングと傾聴をもってしてなお、動物園=エロいという確証を得る事は出来ませんでした。

 

 

 

 

「つまり、動物園はエロであるとは言いきれない」

 

 

したがって、動物園とストリップショーはあくまでも違う施設であり到底「動物園に行くことは悪いことではないのだから、ストリップショーに行くのも当然悪くない」とは言えません。

 

 

 

導かれるコンクルージョンは以下の通りになります。

「ストリップショーに行くことは悪いことです。なぜならば動物園がエロくないからです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終始エロがどうとかで5600文字も書いてしまいました、

この男は一体何を伝えたいのでしょうか?

 

 

 

 

磯島